デタラメPhotoshop
炎を作る

Photoshop単体でリアルな炎を作ります。

今回の作例は京都のグラフィックデザイナー伊藤範蔵氏考案のテクニックです。
さすがプロの技、これをMdN「Photoshopの達人」で見かけたときは目から
鱗が落ちる思いでした。作者の伊藤さんに許可を頂き、この素晴らしい
アイデアをここで紹介できる事をとても嬉しく思います。

画面はPhotoshop3.0Jのものですが、4.0Jでもほぼ同様の作業でできます。
なお、次回更新時より4.0Jを使用するつもりでいます。



ブラシオプション(ブラシパレットの右上の三角をクリック)から「新規ブラシ」を選び、
 
・直径150pixels前後
 ・ぼかしの開始位置20%
 ・真円率100%

に設定してOKします。
新しいブラシが追加されているはずです。



300×200pixelsの新規RGB画像を開き、黒で塗りつぶします。
筆ツールを選び、作ったばかりのブラシを使って赤い玉を描きます。ブラシの直径を変えながら3〜4つ描いて下さい。



次にブラシツールオプションパレットの不透明度を80%に落とします。



黄色でさきほどと同様に玉を描きます
このとき、ブラシのサイズを小さめにするとともに、赤い玉の中心より右下のあたりに描くようにします。
左図を参考にして下さい。



フィルタメニューの「変形」から「波紋...」を選びます。
大きさを200、振幅数を「大」にしてOKをクリックします。
続けてさらにもう一度、このフィルタをかけると、ゆらめく炎のできあがりです。



左図のような感じにになりましたか?
この画像に「回転」フィルタを少しかけ、「波紋」フィルタを振幅数「中」あたりでかけても良いかもしれません。このようになります。 以下では、これに煙を追加してみます。



チャンネルパレットの「青(B)」をクリックします。
目のマークが「青(B)」チャンネルだけに付いていることを確認してください。
このチャンネルは真っ黒になっているはずです。



さきほどと同じ要領で、左図のように白い玉を描きます
だいたい炎の上あたりにくるよう、場所を考えて描きます。



これに、また「波紋...」フィルタを2度続けてかけてください。
波紋フィルタの設定はさきほどと同じ数値にします。



チャンネルパレットで「RGB」をクリックし、目のマークが全てのチャンネルにつくようにします。
これで炎と煙が見えるようになったはずです。



このままでは「青が濃い」と感じられる方は、イメージメニューの「色調補正」の中から「色相・彩度...」を選び、「B」にチェックを入れてから「彩度(S)」と「明度(L)」を調整します。
ここでは、彩度を「-24」、明度は「+46」にしています。




完成です。
このホームページで紹介させて頂くに際して、私からの不躾なFAXにも
快くお返事を下さった伊藤範蔵氏に心より感謝いたします。




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